EX-2000は80年代のメーカー純正フルトラ点火システムが経年劣化で相次いで破損する事案への対策部品です。
当時のフルトラシステムはディストリビューター内部に設置するシグナルジェネレーター(ピックアップコイル)が発する交流パルス波形を受けてイグナイタがイグニッションコイルの電力をオンオフする方式ですが、このシステムが経年劣化で殆ど壊れてしまいます。
シグナルジェネレーターは巻き線コイルと永久磁石からなる単純な構造であるため殆ど壊れる事はなく、生産から30年以上を経て故障するのはほとんどが高圧イグナイタ内部のトランジスター部品です。
故障した高圧イグナイタを撤去し、EX-2000にシグナルジェネレーターの信号線とイグニッションコイルを接続すれば簡単にエンジンスタートです!!
併用するイグニッションコイルは一次側抵抗値1.5Ωの物をお使い下さい。
何故か3Ωのコイルを使いたがる方が非常に多いですが、3Ωはポイント式デスビ用の規格ですのでこういったシステムで使用すると特に高回転域でパワーが足りなくなります。
1.5Ωのコイルをお使い下さい。
※イグナイタの故障と思って交換してもなかなか調子がよくない、実はコイルも不良だった、気づくのに非常に手間と時間がかかった、とご報告を頂くケースがかなりございます。いずれにせよイグニッションコイルは消耗品ですのでこの機会に一緒に交換されますことをオススメ致します。1.5Ωのコイルからお選び下さい。
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※ジムニーSJ30の純正フルトラシステムは発生するパルスの極性が逆向きの仕様ですので本イグナイタを使用する際にはリラクターを裏返す小加工が必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。
https://docs.google.com/document/d/1-nPG8SbLj-jw5LZplhQr_KGMcjg49E_m8GiWNphI6oM/edit?usp=sharing